解体工事の見積り内容が適正か確認

解体工事の業者に見積りを依頼した際、その見積り内容が希望に添ったものとなっているか確認するようにしましょう。費用の相場としては、2階建て木造の一軒家（33坪）であれば、95万円程度が目安です。

また、見積り内容に仮囲い足場にかかる「仮設費用」、ガスや水道などの「設備撤去費用」が含まれているか確認するのも大切なポイントです。業者によっては解体費用を抑えても、上記2つの費用が割高なケースもあるため、注意が必要です。

設備の撤去に関しては、地元の工務店に依頼することで安く済むケースもあります。

複数の業者から解体工事の見積りを取る

解体工事の見積りに関して、適正価格かどうかを見極めるには、複数の業者から見積りを取るとよいでしょう。相見積りを行うことで、実際の相場感が把握でき、自身のニーズに適した業者へ安心して工事を依頼できます。

ただし、あまり多くの業者に見積りを取ると管理が煩雑になるため、基本は2社、多くて3社程度へ見積り依頼をしましょう。見積り依頼をする際のポイントは、現地調査をしてもらうことです。

解体工事では、坪数だけではなく、周辺環境によっても見積り金額が変わってきます。そのため現地に足を運び、より正確な見積りを行ってくれる業者を選ぶのがベストです。

解体工事を行った後に出た廃材の処分先を確認

一軒家や空き家の解体工事を行った際は、必ず廃材が出てきます。近年は不法投棄が社会的な問題にもなっているため、解体した廃材がきちんと処分されるか確認しておくようにしましょう。

万が一、不法投棄が発覚すると、解体業者だけではなく依頼主も罰則の対象となる可能性もあるため注意しなければなりません。産業廃棄物処分許可を持っていない解体業者は、通常、専門業者へ廃棄の処分を依頼します。

その場合は、産業廃棄物管理票とも呼ばれるマニフェストを発行する義務があります。気になる場合は、マニフェストを発行してもらうか、その写しをもらうようにしましょう。

アフターフォローを確認

解体業者を選ぶ際は、工事が完了してからのアフターフォローの充実度もチェックしておきましょう。例えば、工事完了後に近隣の家の外壁に傷が見つかったような場合、保証の有無によって、業者と依頼主のどちらが責任を取るかが変わってきます。

アフターフォローを実施していない解体業者だと、依頼主が補修費用を出さなければなりません。このように、万が一のケースを想定して、アフターフォローや保証が充実している業者を選ぶことで、トラブルの防止になります。

書類関係の届け出を委任できるか確認

一軒家や空き家の解体工事をするにあたって、届け出なければならない書類が複数あります。書類の例は以下です。

• 解体工事の届け出：24坪（80㎡）以上の建物を解体する際に必要な届け出で、着工の7日前までに市区町村へ提出する。
• ガスや水道の立会願：ガス、水道栓の場所を立ち会い確認してもらうために必要で、ガス水道局へ提出する。
• 道路使用許可証：公道などを使って解体作業をする際、事前に警察へ提出する。
• 建物滅失登記：解体工事が完了後、法務省へ提出する。

上記のように、解体工事の前後には必要に応じて複数の書類を提出しなければなりません。解体業者へ委任できるか、見積りの段階であらかじめ確認しておけば、書類の提出漏れを防げるためチェックしておきましょう。

解体工事前は近隣の方に挨拶

解体工事の前には、近隣の方に事前に報告しておくのがベストです。特に、空き家を更地にしてから新築を建てるような場合、事前の挨拶回りをしているか否かで、新居で暮らし始めてからの近所付き合いにも影響してきます。

そのため、解体業者が一緒に挨拶回りに行ってくれるか確認しておきましょう。具体的な工事の期間や時間帯はもちろん、もしも専門的な質問をされた場合も、業者が一緒であれば問題ありません。

岡山に会社を構えるグリーンマネジメント株式会社は、お客様のニーズに合わせて適正な解体をサポートいたします。これから一軒家・空き家の解体を検討している方は、ぜひ一度お問い合わせください。