相続不動産・空き家を処分する方法1.有効に活用する

まず1つ目は、空き家を有効に活用する方法です。その中でも大きく分けて2つあるため、以下で確認しましょう。

• 空き家そのものを賃貸物件にする
• 土地を太陽光発電や駐車場に利用

この方法では、空き家を貸し出すことで家賃収入が得られたり、土地を転用することで駐車場収入が得られたりといったメリットがあります。また、不動産は手元に残ったままであるため、自身の資産として管理できるでしょう。

しかし、経営を成り立たせるためには相応のノウハウが必須です。また、入居者や利用者がいなかった場合は、収入源として機能しない可能性もあるため、リスクは想定しておかなければなりません。

相続不動産・空き家を処分する方法2.売却する

続いて2つ目は、空き家を売却して処分するという方法です。この方法では、複数の選択肢があります。

• 更地にしてから売る
• そのまま売る
• 業者買取してもらう
• リフォーム後に売る

多くの築年数が経過しており、そのままの状態での売却が厳しい場合は、更地にした方が売れやすくなります。一方、建物の状態が良好であれば、そのまま売ってもよいでしょう。

また、業者買取であれば、販売価格は相場に対して50％～80％程度の価格になってしまいますが、早ければ1週間ほどで売却できるというメリットもあります。

相続不動産・空き家を処分する方法3.無償で譲渡する

3つ目は、相続した空き家を無償で第三者に譲渡するという方法です。この方法の大きなメリットは、そもそも無償であるため、早期に契約が成立しやすい点です。

また、スピード感のある譲渡を行うことで固定資産税の納税や維持費も必要ありません。一方、無償での譲渡となるため、金銭的な利益はなくなります。

空家等適正管理支援事業（空き家診断）

市税を滞納していない、空き家の所有者であるなど指定の条件に該当すれば、岡山市内にある木造物件の空き家診断を受けられます。補助金額は以下のように定められています。

• 耐震診断等：200㎡以下の場合で6万円、200㎡超の場合で6万8,000円
• 劣化診断：6万円

※上記はいずれも定額です。

空家等適正管理支援事業（除却）

空き家の所有者、もしくは所有者の承諾を受けた個人などの条件に当てはまれば、岡山市内にある空き家の除却工事などにかかる費用を一部補助してもらえます。この制度の補助金額は以下のとおりです。

【対象工事で必要な3分の1の金額を補助】

• 除却工事、または除却工事及び附帯工事の場合：上限額50万円（応急措置を実施済みの場合は、その分を除く）
• 応急措置の場合：上限額10万円

空家等適正管理支援事業（リフォーム）

対象者の条件に該当すれば、岡山市内にある一戸建て住宅のリフォーム費用の一部を補助してもらえます。補助金額は、工事で必要な金額の3分の1の金額で、上限は50万円と規定されています。

なお、上記で紹介した制度のいずれも、予算に達し次第で受付終了となる点には注意しましょう。

相続した空き家の処分に関しては、信頼できる専門業者に相談するのがおすすめです。岡山県岡山市に会社を構えるグリーンマネジメント株式会社では、空き家処分に関するお悩みを解決できるノウハウがあります。現在、空き家処分で悩んでいるという方は、ぜひ一度ご連絡ください。