調査

国は、全国各地の自治体を通じて調査を依頼し、自治体が治める地域にどの程度空き家があるか調査を開始します。管理が行き届いていなかったり、近隣住民などからの苦情が発生していたりする空き家を見つけた場合は、念入りに調査を重ね、「指定空き家」にするかどうか検討します。指定された空き家の管理者や責任者を特定し、その後指導のための通達を行うのです。

助言・指導・勧告

行政によって空き家の管理が必要だと判断された建物の管理者には、郵送などで管理を促す助言が通達されます。助言の場合は法的な拘束力がないため、対応するかどうかは管理者が決めてよいとされています。

しかし、助言の場合はすぐ対応できる場合も多いため、苦情などが入ったと判断できる場合は早急に対応するのがよいでしょう。助言に従わず、その後時間が経過し状況が悪化した等の場合は、指導に切り替わることがあります。

市町村からの通達がより強固なものになっており、改善する内容を連絡する必要があるなど少し効力が強いとされているので注意しましょう。指導をしても改善がない場合は、勧告と呼ばれる非常に強い効力を持った通達が届きます。

もし勧告を無視した場合は、固定資産税を多く支払う必要があったり、法的に強い指導を受けたりする可能性があるので注意しましょう。無事改善が済んだ空き家は、指定から解除され、維持されている空き家として判断してもらえるでしょう。

月額制が多い

空き家の管理費用は、おおよそ毎月5,000～10,000円の月額制である場合が多いようです。月に10,000円発生すると考えると、場合によっては負担が大きい方もいます。しかし実際に、自分自身で管理を行う場合を考えてみましょう。

空き家が遠方にある場合などは、現場に行くまでに交通費が少なからず発生します。また、掃除用具を揃えるなど、こまめに発生する雑費を加味すると、月額制で10,000円程度支払いをした方が結果的に安価に抑えられる場合があるのです。

オプション内容や、管理してほしい状況によって価格は変動しますが、管理会社と相談したり、実際に自分たちで行った場合の費用を計算したりすることで、よりお得な方法で毎月余計なコストをかけず空き家の管理が行えるでしょう。

グリーンマネジメント株式会社では、岡山で空き家を保有している方のご相談も受け付けています。お気軽にご相談ください。